屋根工事

サービス概要

普段あまり目に付かず気にかけることが少ない屋根ですが、
台風、大雨、紫外線から家や私たちを守る、特に自然災害が多い日本の家屋にとってとても大切な部分です。
屋根の定期的なメンテナンスやリフォームを行うことで見た目や機能を改善するだけでなく、家自体の寿命を延ばすことが出来ます。

主な工事内容

  • 屋根塗装工事
  • 屋根重ね葺き工事(カバー工法)
  • 屋根葺き替え工事

屋根塗装工事

期的な塗り替えをすることによって家の機能を長持ちさせることができ、外観を美しく維持します。

費用相場
25万円~40万円
メリット
塗料の主成分の違いにより塗料費用が変わるため、工事費用を抑えることが可能です。
また、工期を短期間(約二週間)に工事を行うことが可能です。
デメリット
費用だけで塗料を決定すると、1回の工事費用は安く抑えられます。
しかしながら、塗替えの頻度が増加し、結果屋根リフォーム費用の総額が高くなる事があります。
主な塗料
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、遮断熱塗料

屋根重ね葺き工事(カバー工法)

現在の屋根はそのままに新しい屋根材を上から被せる工事です。
採用できる屋根は、ストレート・金属屋根・アスファルトシングルなどです。

費用相場
50万円~120万円
メリット
既存の屋根を処分する必要がないので、葺き替え工事より低コストで短い工期でリフォームできます
屋根が二重になるため断熱性、遮音性も高まります。
騒音やホコリのトラブルが少ない工法でリフォームできます。
デメリット
屋根下に湿気がたまらないように換気口をつけ、外気を取り込む必要があります。
そのため換気のための工事費用が発生します。
基本的に、瓦屋根は「重ね葺き(カバー工法)」で上から新しい屋根材を固定することが難しいとされています。

屋根葺き替え工事

既存の屋根を取り外し、新しい屋根を設置する工事です。
屋根材には、スレート瓦(薄い板状)・ガルバリウム鋼材(鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ鋼板)・日本瓦などがあります。

費用相場
70万円~140万円
メリット
屋根全体をリフォームするので、新築時の屋根と同じ状態になり、家自体の寿命を延ばすことが出来ます。
屋根だけでなくその下にある防水シートや野地板も交換するすることができるため、屋根材が長く保たれます。
また、軽く性能が優れた屋根材を選ぶことにより、地震発生時の倒壊の危険性を減少させることが可能です。
デメリット
一番費用が高く、廃材処理費が発生します。

屋根材ごとの特徴と費用

屋根材の素材の違いは、屋根材の形や重量に関連しています。
屋根材を選ぶときには、
➀屋根材の重量が木造住宅の耐震性の確保に関係する事
②屋根の勾配(傾斜)が素材によって変わること
③防火対策 
の3点を踏まえて考えましょう。

  • ストレート瓦
  • ガルバリウム鋼板
  • 日本瓦

ストレート瓦

板状の屋根材。現在最も多くの住宅に使用され、種類も豊富で施工のしやすさが人気です。
天然ストレート・無石綿ストレート・セメント系ストレートなどがあります。古いものでは石綿を含んでいるものもあります。
費用はストレートの中では天然ストレートが一番高価な屋根材です。

費用相場
5,000円~7,000円/㎡(材料費・施工費)
耐久年数
20~25年
メリット
他の屋根材と比較して費用が一番安く、色合いが豊富です。また、スレート自体の重さが軽量(約68キロ/坪)のため耐震性が高いものが多くあります。
デメリット
着色が落ちやすいため、10年に1度程度の塗装が必要。
厚みが薄く風の影響を受けやすいため割れやすく、耐久性が低い点があげられます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、シリコンからなる、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。
*ガルバリウム鋼板は新日鉄住金の登録商標です。

費用相場
6,000円~8,000円/㎡(材料費・施工費)
耐久年数
50年以上
メリット
亜鉛鉄板の耐食性(さびにくい)とアルミニウムの長期耐久性を合わせもち、熱反射率に優れています。
また加工しやすいため、デザインが豊富で、軽量(約17キロ/坪)であるため耐震性に優れています。
デメリット
薄い板であるため、衝撃に弱く、すぐに凹むことがあります。また、普及率が低いため、ガルバリウム鋼板に慣れた施工業者がまだ多くありません。

日本瓦

日本瓦には、表面の処理方法によりガラス質の釉薬をかけて焼き上げた釉薬瓦、釉薬を使用しない無釉薬瓦、
製造の最終段階でいぶし、炭素の皮膜を形成したいぶし瓦の3種類があります。
費用は、釉薬瓦→無釉薬瓦→いぶし瓦の順となります。

費用相場
8,000円~10,000円/㎡(材料費・施工費)
耐久年数
50年以上
メリット
亜防水性に優れ、50年~100年以上の耐久性があります。また、高温で焼成することにより強度が高く、和風の住宅によくあいます。
瓦同士が重なって出来るすき間が空気層となり、外の熱が伝わりにくい構造になっているので夏は涼しくなり、
冬は熱が逃げにくくあたたかな家で快適に過ごすことができます。
デメリット
葺き替えを行う場合、費用が高く、瓦を支える漆喰の定期的な補修(劣化状況によっては10~15年に1度)が必要となります。
他の瓦とくらべて重い(約165キロ/坪)ため、耐震性が低くなります。